大宮駅西口



鉄道の写真を撮り始めたのは中学生の時だったのですが、 最初に同級生と3人で出かけたのが地元の玉電最終日、 第2弾として行ったのは無煙化直前の大宮でした。
 池袋から東上線に乗り川越経由で大宮へ。 早起きして、1本だけあった客車列車に川越から乗った記憶があります。
 さて、大宮駅で 跨線橋の階段を下り、 西口の小さな改札を出た先にあるのはパチンコ屋だけでした。
 大宮駅と言えば今も昔も東京から北へ向う交通の要衝ですが、 昭和44年の大宮駅西口は典型的な裏口でした。 新幹線の建設を境に駅も駅前も景色が一変しましたが、 当時の駅西側には川越線を守る9600がレンガの庫に棲み、 となりには本線の貨物を担当する EF15がたむろしていました。

昭和44年9月28日 大宮


大宮機関区の庫はレンガ造りでした。模型用に庫の写真を撮るというのは今の発想。 初めて機関区を訪問した中学生にはそんな余裕はありませんでした。

9600には大正の香りが感じられます。クロスヘッドの形、後傾したリターンクランクなど、 その後の制式機とは異なるディテールが9600の魅力を支えているように思います。
白黒写真はハーフサイズなので、やはり苦しいです。サイズそのものよりも、 カメラのクォリティに問題があるようです。




廃車のコールバンカーを再利用したタンク(?)は、交通の要衝である大宮とミスマッチ?


機関区を模型化する時のネックの一つが給炭設備ではないでしょうか。 給炭設備はたいがい機械化されており、模型向きの給炭台は国鉄ではなかなかお目にかかれません。


CANON FX(FTの一つ前の型)で撮った川越線唯一の走行写真ですが、 シャッターが不調で右半分が露出不足。
三日後の10月1日に川越線はDE10によって無煙化が達成されました。