オハ35系の保存車輌 6
− 幸福な保存 −

飯田線の顔、クモハ52

 日本の各地で保存されている鉄道車輌も数だけは結構な両数となりましたが、 良い状態で保存されている車輌はほんの一握りではないでしょうか。 この維持管理には多大の手間暇がかかるものです。
 当事者のJR自身が保存・公開しているケースは最も条件が良いのではないでしょうか。 ここ佐久間レールパークにはJR東海ゆかりの車輌たちが集められ、オハ35系からは オハ35 206・オハフ33 115の2両が保存されています。 構内が狭く写真は撮りにくいのですが、図書室(のような部屋)もあり、 図面をはじめとした国鉄時代の資料も納められています。
 この日は天気のよい日曜日でしたが、見学者の姿はまばらでした。 このような施設が末長く運営されるには、来場者数が大きな要因になるのではないでしょうか。 JRの駅構内にありながら、交通に便があまりよくないのが大きな欠点ですが、 新幹線・ワイドビュー伊那路を乗り継げば東京から日帰りも可能です。 是非、みなさんも一度訪れてみてください。 (2002年5月 H・T)


オハ35 206  この日はオハフ33の姿が見えませんでした。    平成6年11月13日



 平成3年にオープンした佐久間レールパークですが、 平成19年にオープンしたJR東日本による大宮の鉄道博物館が好調なことに刺激されたのでしょうか、 JR東海は名古屋市内に新たな博物館(平成23年オープン予定)の建設を発表しました。 ここ佐久間の車両も大半が移設されることになり、佐久間レールパークは平成21年11月に閉園となりました。
 新博物館での展示車両達が整備される一方で、新博物館の展示から漏れた車両は佐久間の地で解体されたそうです。 オハ35 206は収容されるのですが、残念なことにオハフ33 115は選から漏れてしまいました。 状態が良かっただけに、他所・他社での保存・活用の道がなかったのか?とても残念です。  (2010年8月 H・T)