オハ35系の保存車輌 7

高麗門(竹谷松平氏大手門)越しに見る屋外展示場
− 灯火具の博物館 −

 渥美半島と知多半島に囲まれた三河湾。その三河湾に面しているのが蒲郡市。 このあたりで東海道本線の車窓から海が見えることをすっかり忘れていました。
 蒲郡市博物館は、ここ蒲郡に在住のコレクターが集めた灯火具コレクションが 市に寄贈されたのをきっかけに開設されました。生い立ちから灯火具の収蔵数で は日本有数の博物館だそうですが、屋外にはD51 201とオハフ33 2424が屋根の下 で保存展示されています。
 鉄道車両の保存は、その後の手入れにより明暗が分かれますが、ここは博物館 の敷地内という好立地に加え、毎月第一日曜日には「蒲郡SLを守る会」のみなさ んにより手入れがされており、良好な状態を保っているのが嬉しいかぎりです。





 オハフ33 2424は、戦後製の一期生として昭和22年度に日本車輌で製造されて います。屋根・妻板の形状は折妻Bで、戦後製のオハフ33としては標準的な形態 です。
 新製直後の配置はわかりませんが、昭和30年代からは福井で長く活躍し、昭和 57年9月に米原で廃車になっています。木の床やニス塗りの車内が懐かしいです ね。蛍光灯化されているのが今となっては唯一残念なところです。
(撮影:平成15年11月)




蒲郡市博物館のURL
http://www.city.gamagori.aichi.jp/kyouiku/museum/index2.html
「蒲郡SLを守る会」の会員さんのHP【鉄道趣味の部屋】のURL
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Ayame/3246/