トップナンバーアルバム


724形は東京向き16号車のTcです。 平成28年7月13日  浜松駅


平成28年7月13日  浜松駅
 仕事で浜松まで行ったのですが、 帰りの「ひかり」を待っていると向かいのホームに入ってきたのがこの編成です。 が、ご存知の方も多いかと思いますが今月のこのトップナンバーは微妙なトップです。
 700系は平成9年(1997)に9000番代の試作編成が登場、 11年から量産が始まり平成18年(2006)までに 16連が75本、8連が16本、合計で1,328両が製造されています。 300系「のぞみ」の改良版ではありますが、 座席数を300系と同じに合わせてあるところは効率重視のJR東海らしいと感じてしまいます。 当初はJR東海が16連を、JR西日本は8連(7000番代)を製造しましたが、 平成13年(2001)からJR西日本が16連の3000番代を製造し、 引き換えに100系V編成が引退しています。
 この724形3001はJR西日本の16連のトップナンバーなのですが、 時期的には7000番代のほうが先に生まれています。 更に平成24年(2012)にはJR東海の8編成がJR西日本に移籍、 JR西日本の300系を廃車にしていますが、 このグループは改番されませんでした。 そんなことで番号的にも時期的にも微妙なトップナンバーな訳です。
 私は300系の座席が体に合わないのか、腰が痛くなるのですが、 この700系では合格点になりました。 JR西日本の3000番代は座席が異なり、さらに良い印象があります。 JR東海とJR西日本の共同開発と言われますが、 この座席をはじめ、台車は500系ゆずりの軸梁式台車など違いが散見されます。
 東海道新幹線の車両は13年を超えると廃車が始まります。 700系もすでに廃車が始まっており、 新幹線から灰皿付き座席が消滅する日も遠くないようです。 (2016年7月 H・T)