トップナンバーアルバム

久留里駅に進入してきたキハ38 1。久留里線は横田駅と久留里駅でタブレット交換をします。   2010年5月15日 久留里駅


 大学鉄研の仲間との春の小旅行は久留里線でした。私は仕事の都合で参加できませんでしたが、 T・Oがトップナンバーを捕獲してきました。 当初、この小旅行では神奈川県組はアクアライン経由で木更津入りする予定でした。 しかし、潮干狩りの季節でもありバスが定時運行できていないという情報が入り、 時間の確実な鉄路に変更したのですが、なんとポイント故障に遭遇し遅刻してしまったそうです。 なお、帰りにバスの状況を聞いたところ、横浜からの便が遅れて到着するので、 折り返しの木更津発は定刻に発車できていないとのこと、 列車本数の少ない久留里線にお出かけの際はご注意ください。(2010年6月 H・T)
 大学時代の仲間とは今でも年一回泊まりで鉄ちゃん旅行をすることは書きましたが それ以外でも時間が合った者が集まり日帰りで撮影や乗り潰しに出かけます。
 キハ38トップナンバーは今年(2010年)に国鉄色のキハ30を撮りに行った時のものです。 JR東日本では車両更新が早く、地方のローカル線でも100系気動車を投入して体質改善を図っていますが、 久留里線は首都圏近郊でありながら、未だに運用されているのはキハ30、キハ37、キハ38と国鉄時代の車両で、 しかもタブレット交換となっています。30年ぐらい前にタイムスリップしたような魅力的な(?)路線です。
 さて、キハ38は八高線で運用されていたキハ30、35が車齢が25年を過ぎ老朽化し、 また非冷房でサービスも見劣りするなどしてきたため製造された車両です。 この頃の国鉄は財政状態が悪く、製造コストを抑えるため台車や変速機はキハ35から流用しバス部品も使用しています。 1986年(昭和61年)から1987年にかけてトイレ付0番台4両とトイレなし1000番台3両の合計7両が 大宮などの国鉄工場で製造されました。
 キハ38 1はキハ35 152の台車などを再用しています。 1996年(平成8年)八高線が八王子〜高麗川間で電化され、 高麗川〜倉賀野間にもキハ110形が導入されると第二の職場として久留里線に移りました。 なお、トイレ付とトイレなし車両がありますがトイレはタンク式に改造されておらず、 また木更津には汚物処理施設もないことから使用禁止となっています。
 キハ38は製造後25年経ちました。久留里線に新形車投入はあるのでしょうか?  (2010年6月 T・O)



塗装が所々ハゲています。まだまだ活躍するのでしょうか?      2010年5月15日 久留里駅


本来の目的の国鉄色キハ30 62。 もう少し早ければ田んぼが水鏡となったのにと思ってしまいました。
 2010年5月15日 下郡〜小櫃