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S56.11.15 地平時代の岐阜駅

 貨車は客車に次いで好きなジャンルなのですが、粉モノ(セメント専用車)は 石油類と並んで、数が多い、変化に乏しい、多くは専用列車を組む、 などの理由で今一つ興味が沸かなかったものです。 それ故、外観が酷似するタキ1900とタキ19000の関係も 「タキ19000はタキ1900の改良版なんだろう」程度の認識しか持ち合わせていませんでした。
 昭和39年に川車が開発したタキ1900に対抗し、昭和42年にこのタキ19000は日立によって 開発され186両が製造されましたが、軍配はタキ1900に上がったようで 増備はタキ1900に一本化されてしまいました。バブル崩壊以降、 合併やら工場の統廃合やらで激震の続いたセメント業界ですが、 セメントタンク車の世界も様変わりしているようです。(H・T)