1972年3月16日　　　　　　　山陽本線　小郡機関区

新幹線の岡山開業の初日に一番列車に友人と乗りました。 　東京駅では、テープカットやら花束贈呈やらで、それはお祭り騒ぎでした。 　山口線・山陰本線を廻ったあとは関門トンネルを徒歩で渡り（国道トンネルですよ）、 北九州のＳＬをつまみ食い撮影し、落成したての１４系「みずほ」で 東京に帰るという豪華旅行でした。 廃車後かなりの時間が経っていたにもかかわらず、 今にも動き出しそうなＣ６２の姿が印象的でした。 　さて、昭和42年7月に廃車になったＣ621は保存を前提に広島機関区で保管、 一時は梅小路入りの話もあったようですが、２番にその座を奪われてしまい、 保存場所が決まらないまま小郡機関区に場所を移されていました。 この間、日立製作所笠戸工場や沿線市町村から引き取りの申し込みがあったにもかかわらず、 広島局ではあくまでも国鉄内での保存を希望していたそうです。 ようやく広島鉄道学園内に場所が確保できたのを機会に、 昭和51年3月準鉄道記念物の指定を受けました。が、国鉄の分割民営化によりここも追われてしまい、 現在は梅小路の住人となっています。(H.T)

オハ46 13・オハフ33 48を従えて佇むC62 1　　平成18年3月14日　梅小路蒸気機関車館