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昭和47年3月18日   黒崎

 昭和47年3月、新幹線の岡山開業を祝い東京発の一番列車に乗ったついでに(?) 直方まで足をのばしてきました。その日の直方は天気が良く、 往き交う列車を石炭記念館から見下ろしながらのんびりした一日を過ごしました。 陽が傾きかけた頃、筑豊電気鉄道に乗って黒崎に戻り、国鉄のホームに上がると 夕暮れにED72 1が独り佇んでいました。
 ED72は昭和36年、鹿児島本線(門司港〜久留米)の交流電化に際して 製造された交流専用機で、SG搭載でB-2-Bとなった軸配置とヨーロッパ調の 風貌が特徴ですね。
 この1号機は解体を免れ公園で保存されていましたが、 幸運なことに今年(平成15年)8月9日門司港にオープンした 「九州鉄道記念館」 に移転保存されました。(2003年10月 H・T)
 「乗って残そうブルートレイン」を合言葉に大学の鉄研の仲間と北九州まで 行ってきました。久し振りの北九州でしたが、線路際には工場跡の空き地が目立 ち、黒崎駅横の工場も解体の真っ最中でした。(2004年11月追記 H・T)

平成16年11月6日  九州鉄道記念館で余生を送るED72 1