トップナンバーアルバム

新製後間もない頃は、関西〜九州に使用していました。  昭和50年2月20日 長崎客貨車区


 最近は鉄道車両が長持ちするようになりました。 旧型国電は学生時代にお世話になったものですが、 101系以降の新性能車に比べて見劣りがしたものです。 当時の車齢は20から40年ぐらいでしょうか。 今、地元の田園都市線では40歳を迎えた8500系が現役ですが、 メトロの08系、東武の50050系と比べても、 当時の旧型国電ほど見劣りしません。 昔に比べると技術の進歩が落ち着いてきた、ということなんでしょうか。 今月のトップナンバーは、 ブルートレインで長く使われたカニ24形をご覧ください。
 さて、カニ24形は、24系の2次車ともいうべき25形と一緒に昭和49年に登場、 以降増備が続き55年までに0番代が25両、100番代が16両製造されています。 24系25形の第一陣は関西〜九州に投入されましたので、 このカニ24 1も新製配置は向日町でした。 しかし、すぐに24系の品川への転属に同行、以後は青森、向日町、秋田と転属し、 昭和62年10月にカニ24 504に改造されています。 504になってからは尾久で「北斗星」や「エルム」などに使用され、 平成20年10月に廃車になりました。 34年7ヶ月の人生(いや車生か?)は、20系に比べると長寿でしたね。
(2017年4月 H・T)


カニ24 1を改造したカニ24 504の廃車間近の姿です。初期車の特徴であるマイクロスカートが切り取られています。
平成20年1月3日 8006レ「北斗星82号」 大宮駅