トップナンバーアルバム

仲ノ町車庫で休むデハ301です。隣にはトップナンバーのデハ801がいました。 余談ですが、改めて写真を見ると銚子電鉄の架線はビューゲル時代から変わっていないようです。      2005年4月6日 仲ノ町車庫

 銚子のぬれ煎餅は大きな話題になりましたね。私も東京駅大丸に買いに行きましたが、 すぐに売り切れてしまい、なかなか買えなかった思い出があります。 銚子まで行ったのは電化直前のことなので、かれこれ30年前のことです。 時間がなくて銚子電鉄には乗らずに戻っており、いまだ銚子電鉄には乗ったことがありません。 しかし、中小私鉄を得意とするT・Oのこと、しっかりトップナンバーを記録していました。 (2010年1月 H・T)

 「電車運行維持のためにぬれ煎餅を買ってください!! 電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。」と自社ホームページに掲載、 ニュースにも取り上げられ一躍有名となった銚子電鉄のデハ301です。 この「ぬれ煎餅」のパッケージデザインは数年前までこのデハ301でした(私の記憶違いかもしれません)。
 そんな銚子電鉄を代表する車輌でしたが、 2005年(平成17年)仲ノ町車庫(仲ノ町駅の入場券を購入すれば誰でも見学できます)を訪れた時は車庫で休んでいました。 窓周りや裾がかなり傷んでおり「これで走れるのかな」と思っていましたが、 翌年の2006年元旦に「犬吠崎で見る初日の出のための臨時輸送」で デハ1000形に挟まれ3両編成で活躍したニュースを聞いた時はビックリしました。 その後国土交通省から車輌改善勧告を受け、以降営業車としての稼動はなかったようです。
 さて、このデハ301は元鶴見臨港鉄道(現在の鶴見線)が 1930年(昭和5年)の旅客営業開始時に製造したモハ110形(製造当初はモハ100形と称していました)モハ115で、 国鉄買収後も鶴見線で活躍、その後私鉄に払い下げられた一両です。 仲間には静岡鉄道クモハ20(2007年まで入換車として現存)などがいます。 しかし、何れも廃車解体される中頑張ってきましたが、 伊予鉄道から800形を購入し留置場所がなくなり2009年(平成21年)廃車解体されました。 (2010年1月 T・O)

笠上黒生駅留置線には倉庫となっていたこれまたトップナンバーのデハ101がかなり傷んだ姿でいました。 今にも解体をされそうでしたが、解体されたのはこの撮影から4年後の2009年です。     2005年4月6日 笠上黒生駅