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平成17年2月19日 岳南富士岡の車庫で休むED501
 「さくら・はやぶさ」の撮影で沼津まで遠征した際に岳南鉄道を訪れたことは 「だるまさんの住処」に書きましたが、この日のED501はご覧の通り非番で休んでいました。
 友人のT・OはED501撮影が岳南訪問の目的の一つでしたので、後日再訪して見事 に捕獲してきた姿をご紹介します。
(2005年6月 H・T)

 岳南鉄道はわずか9.2Kmのミニ鉄道ながら最大で1日4往復の貨物輸送を行っています。 貨物輸送は東海道線の吉原駅から比奈駅にある製紙工場までの5.4Kmです。 吉原駅〜比奈駅間の本線は松本電鉄から転入してきたED40形2両の内のどちらか1両を使い、 比奈駅入換を他のED40形と交代でこのED501が担当しています。 毎日運転されていませんが、運が良ければパンタを上げている姿を比奈駅で撮影できます。
 このED501は、上田温泉電軌(現上田交通)デロ301→三河鉄道(後に名鉄に吸収合併) デキ501と渡り歩き、1969年(昭和44年)の1500V昇圧時に岳南鉄道入りしています。 形式はED50形ですが、 名鉄時代に付与された特徴あるの切抜き文字の「501」をそのままつけています。
 川崎造船所、1928年(昭和3年)の製造で、 同型機には西武のE21形や小田急のED1010形がいました。 両車ともすでに廃車されていますが、 小田急のED1011が向ヶ丘遊園内の鉄道資料館横に展示してありました。 2002年(平成14年)3月に同園が閉園されてしまいましたので、その後、 まだ保管されているのか判りません。
 また、ED1012が除籍後20年近く海老名車庫で保管されていましたが、 こちらは2005年(平成17年)1月に大野工場で解体されています。 このED501は80年近い車齢ですが、まだまだ元気に働いてほしいものです。 (2005年6月 T・O)


平成17年4月9日 比奈駅


平成15年10月18日 海老名車庫
定期的に塗装もされ保存状態も良かったのだが解体された同型機の小田急 ED1012