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2006年7月9日 函館駅前−市役所前


 みなさんご存知でしょうが、JR東日本には「大人の休日倶楽部」というのがあって、 年に数回、会員向けに「大人の休日倶楽部会員パス(オトキューパス)」という \12,000でJR東日本全線に乗れる大変お得なきっぷを発売しています。(50歳以上だけの特権です)
 このきっぷが利用できるのは閑散期の限定期間だけなのですが、会員の数は順調に増えているようで、 期間中は会員のオジサン・オバサンで新幹線などは結構混雑します。 オトキューパス利用期間中にJR東日本の新幹線に乗っている いい年をしたオジサン、オバサンのグループは概ねこのパスの利用者と思って間違いありません。
 私も何年か前に会員になり何度かオトキューパスの恩恵にあずかっていましたが、 2006年7月、フリーエリアが函館まで拡張されたのを期に函館を訪れました。
 このときも梅雨の真っ只中にもかかわらず、「スーパー白鳥」の指定席は満席、「はやて」の指定席は 何とか確保できたものの八戸から先は自由席と相成りました。 当日、八戸で「はやて」を降り「スーパー白鳥」のホームへ走って何とか自由席を確保しましたが、 乗車した「スーパー白鳥」はデッキから通路までぎっしりで車販も通れない程の大混雑でした。 時ならぬ混雑に一般の乗客は大迷惑だったでしょう。
 このとき函館を訪れた目的は、青函に残るED79や、DF200に置き換えの進む函館本線のDD51の撮影でしたが、 函館本線から江差線への乗り継ぎの合間に函館市電を撮影しました。 そこで出会ったのがこの8101です。
 8100形は8000形と同じく800形からの車体更新車で、 この8101は2002年に807号から改造されました。 函館市電初の試みとして低床構造を採用していますが、800形から流用した台車部分は低床化できず、 台車部分と低床部分に段差が生じています。 このため函館市電では8100形を部分低床車と呼んで全面低床車の9600形と区別しています。
 当初は残っていた800形を全て8100形に改造する予定だったようですが 車内の段差が不評だったのか改造は1両のみに終わりました。 低床車の運用は函館市電のホームページで公開されていますが、8100形と9600形は共通に運用されているようです。 (2010年8月 T.O@管理人)


平成14年11月8日  十字街 (撮影:H.T)