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松山市駅を出発するモハ611(手前)+クハ661です。   2013年10月27日  松山市駅


 私は旧型客車が現役だった頃には四国に行きましたが、その後は積極的に行きたい場所ではありませんでした。 どうも鉄道ファンにとって「四国」は昔から魅力の薄い地区だったように思います。
 しかし、「伊予鉄の鉄道線は架線電圧が750Vですが、市内線と交差する高浜線は600Vなんです」と聞くと、 「知らないだけで色々と興味の種はあるんだな」と反省するこの頃です。 電圧の件を元電機会社社員のS・Yに聞いてみましたが、一般的に2割程度のブレは想定内とのこと、 出力は落ちても実害はないそうです。
 T・Oの友情出演、年末セール2本立ての一つは伊予鉄のモハ611をご覧ください。(2013年12月 H・T)
 私事ですが、12、13年ぐらい前から本格的に全国鉄道路線に乗る旅をしています いわゆる“乗り潰し”と言われるものです。 JR路線はまだまだですが、JR以外の私鉄乗り潰しはゴールが見えてきました。 そんな中、まだ未乗車だった伊予鉄道郊外線に今年(2013年)10月に行ってきました。
 伊予鉄道郊外線、今は元京王電鉄井の頭線の3000系をVVVFに改造した3000系が主力となっていますが、 自社発注車両610系もいます。非冷房で老朽化した600系の置き換え用として1995年(平成7年)に誕生しました。 側面は、東武鉄道の日比谷線乗入れ用20000系と同じ窓配置ですが、車内は大阪市営地下鉄車両のような雰囲気です。 この車両がアルナ工機で製造されたからかなと思ってしまいました。
 残念ながら2両編成x2本で製造は終わってしまい、主力は冒頭でも述べたように3000系となっています。 やはり地方私鉄経営の厳しさがあるのでしょうか。
 ただこの日は2本とも高浜線-横河原線の運用に付いており、元気な姿を見ることが出来ました。
(2013年12月 T・O)


高浜行きは大手町駅を出発すると軌道線と平面クロスします。 モハ611の相方クハ661とクハ765(元京王電鉄5000系)。
2013年10月27日  古町駅〜大手町駅