昭和48年11月23日 伊豆高原
昭和38年にサントリーの寄贈により生まれた私鉄界唯一の食堂車です。
参急2200の再来を感じさせる20m級2扉クロスシートの
クモハ100系一族の中でも固定窓を持つ冷房車で異彩を放っていました。
鉄道ファンの間では有名で人気もありましたが、営業成績のほうは
芳しくなかったようで、程なくして運行休止となったのは残念なことです。
この写真を撮影した翌49年には冷房付転換クロスシートの普通車という
これまた当時としては破格の内容を持つサハ191に改造されました。
しかし、伊豆急を訪れて何より驚いたのは運賃の高さでした。
伊東駅で見た運賃表には横浜400円、
伊豆急下田420円と書いてあったのです。(H・T)