トップナンバーアルバム

メトロは40年使用の方針だそうですが、気づけばトップ編成は42歳になっています。   平成20年(2008)10月26日  秋津


 横浜に住んでいると有楽町線は遠い存在でしたが、 副都心線が開業すると東京メトロの7000系を見かける機会が多くなりました。 そんなことで7000系のことは詳しくなく、 初期車の冷房改造車に乗ると、103系のような天井に驚いたものです。 この日は私鉄好きのT・Oに誘われて西武鉄道最後の機関車を撮りに行ったのですが、 すでに掲載している西武鉄道の3001などトップナンバーの収穫日でした。 あいにくの天気で、いい写真ではありませんがご笑覧ください。
 さて、営団地下鉄時代の昭和49年に千代田線の6000系をベースに、 有楽町線用7000系5連19本が製造されました。 以降、路線の延長とともに増備され最終的には10連34本となっています。 5連で落成した20本は、6000系と同じ幅広の貫通路でしたが、 6000系に初めて乗った時はこの貫通路に驚いたものです。 しかし、10連化の増備車と21本目からは普通の貫通路に変更されてしまいました。 昭和63年の28番編成から冷房車となり、同時に冷房改造がスタート、 冷房改造時には全て普通の貫通路に改造されています。 6000系と同じくチョッパ制御でしたが、平成8年の更新工事からVVVF化がメニューに加わっています。
 平成20年の副都心線開業では大きな動きがあり、 東横線に合わせた8連化、10000系への置換えにより廃車が発生しています。 廃車になった車両のうち4編成がインドネシアに転じています。
 6000、7000、8000と営団地下鉄の顔を築いた一族ですが、 世代交替の時期になってしまいましたね。
(2016年8月 H・T)