トップナンバーアルバム

小田原駅を出発し、箱根湯本へ向かうデハ7001。   2011年5月31日 小田原駅


 私が子どもの頃の乗り物図鑑には、小田急のロマンスカー、名鉄のパノラマカー、 近鉄のビスタカー、東武のDRCなどが定番でした。 なかでもロマンスカーと言えば「車内で紅茶が飲める」が印象に残っています。 一時は途絶えてしまった紅茶も最近になって復活しているようでなによりです。
 今年のダイヤ改正では展望席のある編成が減ってしまいましたが、 伝統を守り続けて走って欲しいものです。今月の友情出演は、そんなLSEをご覧ください。(2012年7月 H・T)
 箱根方面へ向かう特急ロマンスカーの3代目として1980年(昭和55年)に登場した 7000形「LSE」“Luxury Super Expuress”のトップナンバーです。
 小田急は1963年(昭和38年)に3000形「SE」、 1973年(昭和48年)に3100形「NSE」を特急ロマンスカーとして登場させました。 しかし、「SE車」が登場してから20年も経つと陳腐化が目立つようになり、 また箱根方面への特急列車を充実させるため 「NSE」のデザインを踏襲しつつも居住性などを向上させた車両として7000形を製造しました。 2階運転室や連接車構造は同じですが、実車を見て、「NSE」に比べシャープだなあと思いました。 小田急が箱根特急にかなり力を入れている感じています。
 7000形は7001F〜7004Fまでの4本が製造されましたが、2010年(平成22年)1月7002Fが廃車・解体となっています。 解体中に連接台車に不具合が見つかり、暫くの間、7000形だけでなく、10000形「HiSE」、 50000形「VSE」の連接台車を履いている車両が点検のため運休となり大騒ぎをしたことは記憶に新しいところです。
 このトップナンバーの7001Fは2012年(平成24年)3月ダイヤ改正前の2月で運用を外れ廃車・解体されましたが、 残った2本はD‐ATS‐P(小田急版ATS-Pタイプ)への改造を受け、まだまだ活躍してくれるはずです。 なお、現在の塗装は登場時のものとなっています。(2012年7月 T・O)


私は1回だけ2列目席でしたが乗りました。やはりロマンスカー の魅力はこの展望席です。 まさに鉄ちゃんシート!   2012年2月5日 小田原駅

10000形は7000形と同じ2階運転室ですが、運転士の視認性と居住性向上のため位置や前面の角度が変わっています。
また、塗装も7000形と同じような塗り分けとなっていますが、窓下の帯や裾周りの色が異なっているようです。
2012年1月9日 渋沢〜新松田

私もデハ7001を撮っていました。今年(平成24年)のダイヤ改正では特急車の車種が減ってしまったのが残念ですね。
平成21年10月22日 厚木〜本厚木