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昭和52年11月9日   南大夕張


 社会人になってすぐの年に友人と道南・道央三日間早回りの旅に出かけました。 冬の北海道には憧れていながら「レンズが曇った」とか「寒さで電池がやられて動かなかった」 とか体験談を聞くと、青函連絡船に乗る勇気が出ませんでした。 11月ならば平気だろうと完全武装で津軽海峡を渡ったのですが、 札幌のサラリーマンはまだコートすら着ていないのに驚いたものです。
 往きは夜行プラス連絡船でしたが、時間の制約からやむを得ず帰りには函館から 羽田まで生まれて初めて飛行機に乗ってしまいました。 以来、25年になりますが「鉄ちゃんたるもの飛行機での移動はケシカラン!」と、 飛行機に乗った回数を片手で数えられるのが自慢です!?
 オハ1は国鉄から買った木造客車を昭和28年に鋼体化したもので、 オハ60に似た車体をもっています。晩年は予備車になっていたようで、 この時も南大夕張の側線にいました。詳しくはRM LIBRARY47「三菱鉱業大夕張鉄道」をご覧ください。
(2003年6月 H・T)
三菱大夕張鉄道オハ1 履歴 2008年1月27日追加
明治39年 新製 オネ7
明治43年 形式変更 オネ9035形オネ9037
大正13年10月 改造 オニ19950形オニ19952
大正13年11月 形式変更 スニ19950形スニ19952
昭和3年 車両称号規定変更 スニ9780形スニ9782
時期不明(戦後) 改造 オハフ8850形オハフ8857
昭和26年7月 廃車 三菱大夕張鉄道に譲渡
昭和27年 北海陸運工業にて車体新製
昭和28年 三菱大夕張鉄道に入線 オハ1形オハ1
昭和62年7月 廃車 三菱大夕張鉄道廃線
現在 三菱大夕張鉄道保存会の手で保存