トップナンバーアルバム

普通六甲行きの3000系トップナンバー編成(4連時代)。国鉄六甲道と区別するため行先表記は「阪急六甲」です。
また現在山陽電鉄の阪急へ乗り入れは神戸三宮止まりでこの行先表記も懐かしいものとなりました。   1978年7月 神戸三宮付近


 山陽電気鉄道は、関東にいるとマイナーで遠い存在です。 鉄研の仲間内でも話題になることは少ないのですが、私はここの電車のデザインは案外と好きだったりします。
 今月の友情出演は、M・Nが撮った山陽電車をご覧ください。 (2015年2月 H・T)
 「鉄道」という共通趣味を持った友人M・Nが逝って10年が経ちました。 今回は彼が残したネガから山陽電鉄「3000」を掲載します。 とは言っても、“阪急大好き”であったM・Nが「3000」を撮ったのは、阪急神戸線へ乗り入れてきた列車でした。 阪急撮影の“次いで”だったのでしょうか?
 さて、山陽電鉄の3000系は神戸高速鉄道建設と阪急、阪神との相互乗り入れ計画に基づき、 1964年(昭和39年)に登場した車両です。 冷房装置搭載などの設計変更、2000系モータを流用した車両など、 系列車両は1985年(昭和50年)までの長い期間製造され山陽電鉄の顔となりました。 このトップナンバー「3000編成」はアルミ車体で3000(M'c)+3001(M)+3600(Tc)の3連で登場しています。 その後、神戸高速鉄道への乗り入れのため3500(T)を組み込み4連化されましたが、現在は3連に戻っています。
 153系のような曲面ガラスを採用していますが、 ライトの位置や車体裾がストレートとなっているので153系とは趣が異なり、特徴ある顔付きとなっています。 3両編成で模型にいいなあと思っていたのですが、いまだに作成していません。 竣工して今年で51年!そろそろ引退なのでしょうか? (2015年2月 T・O)