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東本願寺前  平成27年11月16日


 先日、北海道新幹線の新青森から新函館北斗までの開業日が発表になりました。 新幹線が開業すると在来線の列車で青函トンネルを通ることが出来ませんが、 幸運にも11月に「カシオペア」に乗車することができました。 同行者がいる「カシオペア」ですからあまり鉄分の濃い旅とはなりませでしたが、 そうは言いながらも途中でちょこちょこカメラを取り出すチャンスがありました。
 札幌と言えばラーメン。 事前に色々と聞いてまわったのですが、「信玄」という店に行くことにしました。 いわゆるサッポロラーメンではありませんが、ここはお奨めできる店でした。 その道すがら撮ったのが8501です。
 現在の札幌市の路面電車はU字形の路線ですが、 新規に延長して環状運転する工事が終盤を迎えていました。 もう少し遅い時期だったら新線に乗れたのですがね。
 札幌市交通局の8500形は昭和60年(1985)に20年ぶりの新車として川崎重工で 2両が製造されています。 VVVF制御の路面電車としては熊本の8200形に続いて二番目なんだそうです。 個人的には好みではありませんが、 顔つきはこの時期の標準顔と言えるスタイルですね。 増備車はその度に少しづつ仕様変更、改良が加えられたので、 形式を改めて8510形、8520形が2両づつ製造されています。
 高度成長期と言われた時期には各地の路面電車が次々と廃止に追い込まれました。 この路面電車冬の時代には新製車はほとんどありませんでしたが、 昭和も終わる頃になると、存続した事業者は生き残る自信と余裕が持てたのでしょう、 久しぶりに新製車の導入が行われます。 この8500形もそんな新製車の1つですね。
 ここには今や貴重になった釣り掛け車から最新のノンステップ連節車まで揃っていますし、 車庫と本線の珍しい位置関係、道路の両側に線路が敷かれた新線区間などなかなか楽しめますね。(2015年11月 H・T)