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所沢行きを表示するクハ30101。 このあと平成27年1月25日に上り線も高架化され、
桜台-石神井公園の連続立体交差化が完成しています。 平成26年9月15日 大泉学園




平成26年9月15日 清瀬

 黄色い京急が西武2000系に似ていることから、赤い西武の出現に発展しました。 西武には馴染みがなく、ほとんど撮ったことがないのですが、 赤い西武を撮りに出かけてしまいました。 この9000系、さすがに顔のつくりが違うのですが、 横から見ると京急の雰囲気がよく出ています。 そんな日に撮れたのが「たまご電車」こと30000系のトップ編成です。
 30000系は、20000系の後継として平成19年(2007)から製造され、 3扉の101系・301系の置き換えが進みました。 前面非貫通の地上専用車で、 西武としては初めての幅広車体(2930mm)を採用したアルミ車です。 アルミ車体は日立のA-train仕様を採用、 側面と妻板の角が落とされている形状が特徴ですね。 そして意外なことに前面もアルミです。
 この30000系の設計・開発には女性社員を参加させ、 女性目線の感性を取り入れたことは、テレビでも取り上げられました。 確かに、一味違った雰囲気を持っています。
 形式・番号には東武方式を取り入れたことも特徴です。 万の位は30000系の3、千の位が編成両数(10連の場合は0)、 百の位が号車(やはり10号車は0)、 下2桁は編成番号ですが編成両数ごとに01から始まります。 ということで、クハ30101は10連の第1編成の1号車です。 現在は10連6本、8連18本、2連6本、総勢216両ですが、 S-Trainの40000系が登場した今、この後の増備は気になります。
(2017年6月 H・T)


側面は京急の雰囲気が出ています。  平成26年9月15日 入間市