トップナンバーアルバム

クモハ169-1です。グレーと赤の「しなてつカラー」は将来のステンレス車導入を考慮した塗装だそうです。  2012年2月27日 戸倉駅

クモハ169-1の相方、モハ168-1です。 クーラー取り付け準備車として登場し、 クーラー部分は大きな蓋がありました。  2012年2月27日 戸倉駅

モハ168‐1は、トンネルが低い中央線に対応する“◆”がまだ付いていました。  2012年2月27日 戸倉駅


 ノーブルジョーカーで「信州」と言えばM・Fのテリトリーなのですが、 M・Fはあまり形式写真を撮っていません。 そんな訳で、湘南色復活やら引退やら話題満載のしなの鉄道169系ですが、 T・Oの友情出演でご覧ください。
(2013年5月 H・T)
 169系としてはH・Tさんが国鉄のサロ169-1をトップナンバーとして載せていますが、 今回はクモハ169‐1とモハ168‐1を「しなの鉄道」の車両として取り上げます。
 とは言っても、長野新幹線(正しくは北陸新幹線でしょうか)が長野まで開業した時、 在来線の信越線横川〜軽井沢間を廃止、軽井沢〜篠ノ井間を第三セクターに転換、 再スタートしたのが「しなの鉄道」です。
 169系は元々横川〜軽井沢間でEF63と協調運転が出来る用に開発され、 横軽間が廃止で信越線が分断されてからは上野には顔を出さなくなったものの、 「しなの鉄道」へ移籍後も形式、番号は国鉄・JR東日本時代と変わらず、 2年前(2011年)までは長野駅まで定期列車として乗り入れもしていました。 長野乗り入れは保安装置の関係で出来なくなりましたが、信州路を走り続けてきた車両です。
 さて、クモハ169‐1+モハ168-1は、165系900番台で行ったEF63との協調運転試験で12両運転(それまでは8両に制限)が可能となったことから、 1968年(昭和43年)に製造された車両です。 169系は翌年1969年まで製造されましたが、 所定両数が揃ったことから81両(クモハ169+モハ168+クハ169の3両X27編成)で終了しています。 なお、サロ169はサロ165から、サハシ169はサハシ153からの改造で賄われています。
 今までこのトップナンバーよく生き残っていたと思いますが、やはり老朽化で2013年3月に定期運用がなくなり、 その後4月に「さよなら運転」を行い引退をしています。
 このトップナンバーを含む編成は引退直前に湘南色に塗り替えられて、坂城駅で静態保存予定となっています。
(2013年5月 T・O)


クハはトップナンバーではなく、最終製造車両の169‐27でした。 2012年2月27日 戸倉駅