トップナンバーアルバム

61601編成、先頭車がトップナンバーのクハ61601で 6号車です。
2018年 5月20日 東岩槻〜豊春

61601編成、大宮側のクハ66601で 1号車となります。
2018年 5月20日 東岩槻〜豊春


 東武鉄道野田線というと、個人的には馴染みがなくマイナーなイメージがあります。 そんな野田線に新車が入ったのは驚きでもありましたが、 その新車を減車するとは更なる驚きです。
 最近は形式・番号に号車の数字を入れることが多くなりましたね。 東武はそれに加えて編成両数の数字が入っているので年寄りの頭には難しいです。 東急の5000系も流行りの付番ですが、何度も編成替えがあり改番の嵐となってしまいました。 東武の60000系も改番されることになるのでしょうが、 6連→5連なので全車改番ですね。 今月の友情出演は、そんな60000系をご覧ください。
(2023年10月 H・T)
 トップナンバー、東武鉄道の車両が続いてしまいましたが、東武鉄道 60000系です。 東武野田線(東武アーバンパークライン)専用車両として 2013年(平成25年)に登場した通勤型車両です。 野田線は伊勢崎線など他線から転入した車両で賄われており、当時8000系で運行されていました。 しかし、8000系は老朽化が進み、更に環境への配慮、省メンテナンス、省エネルギーが叫ばれ、 8000系置換えようとして、 50000系をベースに「人と環境にやさしい次世代車両」をコンセプトに60000系が、 野田線に18編成を投入、全て置換えられてはいませんが、野田線のイメージを一新しました。
 なお、野田線に新車投入されたのは、第二次世界大戦末期、 野田線を運行していた総武鉄道が東武鉄道に吸収合併後、初めての出来事です。
 60000系は、50000系列に続き日立製作所の「A-train」を採用、20m両開き4客室扉、 アルミダブルスキン構体、VVVFインバータ制御で、 Tc1+M1+M2+T+M3+Tc2 の6両で一編成となっています。 なお、東武6050系に野岩鉄道と会津鉄道(在籍車は既に廃車)所有で 60000番台を名乗っている車両がおりますが、この系列ではありません。
 野田線は、2024年度から5両編成の新型車が導入される予定で、 この60000系も1Mを外し、新型車に組込む予定となっています。 最近の東武の通勤車は、形式番号に編成両数と車両番号(号車とは異なります)を表記しているので、 改組により形式番号は
   ・クハ61601 → クハ61501  (1000の位:車両番号、100の位:編成両数)
   ・クハ66601 → クハ65501
中間車も含め、このように改番されるのでしょうか?
 また、東武博物館が所有する8000系動態保存車8111編成が野田線に転属しました。 登場する新製車、改造する車両、そして、この8111編成も目が離せない野田線となり、 面白さがでてきました。
(2023年10月 T・O)