トップナンバーアルバム

電鉄立山から「特急」として電鉄富山に到着。 折返し、「普通」宇奈月温泉行となったモハ14761+モハ14762です。 なお、電鉄富山駅は、高架工事が始まり、改札口やホームが変更されていました。
2023年11月26日 電鉄富山駅

モハ14761とユニットを組む相方、モハ14762です。
2023年11月26日 電鉄富山駅


 模型のアルバム2に掲載している北都電鉄シリーズは特急や国鉄からの乗入れも想定しており、 この設定に近いのは富山地方鉄道と長野電鉄なのですが、 なんとどちらも乗ったことがありません。 一度見学に行かないといけませんね。
 今月の友情出演はそんな富山地方鉄道からモハ14761をご覧ください。
(2024年1月 H・T)
 前回の土佐くろしお鉄道 TKT-8001 に続いて、今回も乗り潰しの時に乗った車両で、 富山地方鉄道のモハ14761となりました。 立山黒部アルペンルートの扇沢〜黒部ダムを走っていた関電トロリーバスが関電電気バスに転換して、 国内では唯一営業しているトロリーバス路線となった立山トロリーバスに乗車するため、 信濃大町から富山までを走り抜けましたが、 その時に立山駅から電鉄富山駅まで乗車した特急列車が14760形トップナンバー編成、 モハ14761+モハ14762でした。
 14760形は、富山地方鉄道創立50周年の1979年(昭和54年)に、 富山地方鉄道として初の冷房車両として登場しました。 以降1981年(昭和56年)までに2両編成7本と増結用クハ175の1両、 合計15両が日本車両製造で作られています。
 車体は、10020形を基本とした2扉で扉間は転換クロスシート、 車端部はロングシートでしたが特急運用増加で、車端部もクロスシート化されました。 2両1ユニット主電動機は東洋電機製110kW (馬力換算値が147馬力となり、形式の由来となっています) と電磁直通ブレーキを装備しています。 現在は、特急から普通まで幅広く運用されています。
 なお、トップナンバーはモハ14761なのですが、 1980年製造のモハ14769とユニットを組む車両がモハ14770ではなく、モハ14760となりました、 これは既に14770形が存在し例外として付与されたのです。 モハ14770形はモハ14771+クハ171(その後、電装化されモハ14772となる) のみで形式番号は重複していませんが、 14760形を増備するために14770形を14790形に形式変更して (モハ14771+モハ4772 → モハ14791+モハ4792) 14760形モハ14769の相方、モハ14760をモハ14770に改番して、 さらに増備によりモハ14771+モハ14772とモハ14773+モハ14774が誕生しています。
(2024年1月 T・O)

14760形グループでは異端の増結用車両クハ175。 別形式と表現されることもあるが、前面は14760形の前面と同一であり、車内も変わりません。 ただし、連結側は連続窓風2窓の非貫通です。 大半の列車がワンマン化されて、現在は運用機会が減り、本線で見ることは少なくなっています。
2015年11月15日 稲荷町車両基地


富山地方鉄道の高性車は、雷鳥をイメージした白色と灰色にあずき色ラインが入る塗装でしたが、 2本だけ10030形(元京阪3000系)と同じ黄色と緑色塗装です。 この写真にはその2本が写っていました。そして、奥に見えるのがモハ14760から改番されたモハ14770。
2015年11月15日 上市駅