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キハ541 昭和62年3月14日
廃車されてから2年近く経ち、車体はかなり傷んでいます。 左側の車輌はキハ811、右側の車輌はキハ461です。

 地方私鉄は模型ネタとしては好ましい題材と思うのですが、客車をメインに 活動していると、なかなか手が廻らないものです。中小私鉄に強い友人のT・O による筑波鉄道編をご覧ください。(2005年8月 H ・T)
 北陸鉄道能登線の廃止(1972年6月24日)で、キハ461とともに筑波鉄道に 譲渡された車輌です。軽便鉄道にはよくあった荷台が前面についていますが、 張上げ屋根のスマートな車体とミスマッチな雰囲気をもっていました。
 このキハ541は、1957年(昭和32年)日本車輌で新製され、当初はコハフ5301 で制御付随車でしたが、1963年ディーゼル機関を積みキハ5301となっています。 筑波鉄道での晩年は出番がほとんど無く1985年に廃車となっていますが、真鍋 機関区の片隅で眠っていました。筑波鉄道が廃止(1987年4月1日)されると すぐに解体されています。
 ところで、今年(2005年)の夏、つくばエキスプレスが 開業し、秋葉原と筑波を45分で結びます。ちなみに、つくばEXのつくば駅は 常磐線の荒川沖が近いようですが、それでも5Kmあるそうです。筑波鉄道の駅は どちらかというと土浦駅から、北西方向です。当時の筑波駅はのどかな駅でし た。(2005年8月 T・O)


廃止直前の筑波駅と停車中のキハ503ほか2連
キハ503の仲間であるキハ501と502は、 関東鉄道常総線に転籍し、1991年(平成3年)まで活躍しました。