デハ8615


デハ8615は渋谷向きの先頭車で8615Fの1号車です。 8000系7-1次車として昭和50年に新製。 新製時は冷房用の電源を持たないオールMの4連で落成、田園都市線で使用されました。 秋の落成であったことから冷房用電源を持つサハが後回しにされ、 翌年の田園都市線の5連化の際にサハが組込まれています。
平成28年3月6日 高津


デハ8715


デハ8715は8615Fの2号車です。 昭和50年、8000系7-1次車として新製。 7-1次車は更新工事の対象であったが、 更新工事が途中で打ち切られたため8615Fは未更新である。
平成17年9月10日 車端に黄色テープなしの姿です。 藤が丘


サハ8915


サハ8915は8615Fの3号車です。 昭和51年7月に8000系8次車として新製。 補助電源と冷房電源を兼用した170kVAのSIVを持っています。 8000系では当初よりMGに代わり補助電源にSIVを使用していましたが、 冷房用電源の大型SIVの実用化を待ってサハ8900の新製が再開されました。 昭和51年3月の田園都市線の5連化では8616Fにデハ8723を組込み、 相変わらずオールMの暫定編成でした。 サハ8915の落成で6連となった8615Fは冷房車として夏場だけ東横線で使用、 秋には翌52年の新玉川線開通に向けてデハ8723を抜いた5連とされました。
平成27年12月30日 高津


デハ8864


デハ8864は8615Fの4号車です。 8615Fの10連化用に8000系15次車として昭和58年に新製。 ユニットの相手はデハ8762です。 8500系に8000系の編成をばらして組込む、 逆に8000系の長編成化に8500系を組込む等、 複雑な編成替えをしたことから、8500系の大半のユニットではM1とM2の番号が揃いません。
平成27年12月30日 高津


デハ8762


デハ8762は8615Fの5号車です。 昭和58年、8000系15次車として新製。 デハ8864とユニットを組み、8615Fを10連化しています。 15次車ですから屋根のカーブが異なる準軽量鋼体です。 座席は20m車標準のドア間7人掛、車端3人掛ですが、 15次車だけは車端の座席幅が1600mmと少し広くなっています。
平成29年6月4日 高津


デハ8899


デハ8899は8615Fの6号車です。 昭和61年、8605Fの10連化用に8000系18-1次車として新製。 この昭和61年8月に8連6本が10連化され、 田園都市線の東急車は全て10連となりました。 10連化用に新製されたデハ8800は8895〜8899と0800の6両で、 99の次は0800という番号となりました。 平成18年に8605Fを廃車にする際に8615Fのデハ8836と差し替えられました。
平成29年7月2日 高津


デハ8795


デハ8795は8615Fの7号車です。 昭和61年、8000系18-1次車として新製。 デハ8899とユニットを組み、8605Fを10連化しました。 平成18年に8605Fを廃車にする際に8615Fのデハ8747と差し替えられました。 なお、廃車となった8605Fからは4両が長野電鉄、残る4両は解体されています。
平成29年3月20日 高津


サハ8932


サハ8932は8615Fの8号車です。 昭和53年、8000系10-1次車として新製。 8615Fは昭和51年10月から5形式で番号の揃った5連でしたが、 54年の運転系統変更に向けた8連化用にデハ8747・デハ8836・サハ8932が新製されました。 なお、田園都市線・新玉川線・半蔵門線の3線直通運転は昭和54年8月12日のことでした。
平成29年3月20日 高津


デハ8815


デハ8815は8615Fの9号車です。 昭和50年、8000系7-1次車として新製。 新製時は4両で番号の揃った編成でした。 8500系第一陣の8601F〜8610Fはサハ8900を含む4連としたので、 デハ8800は7-1次車の第二陣で初めて製造されましたが、 番号は編成に合わせてデハ8811〜8815とされています。 後天的改造で9号車の8号車寄り車端の山側に車椅子スペースが設置されましたが、 8611Fのデハ8811とこのデハ8815の2両は海側に設置されています。
平成29年5月5日 高津


デハ8515


デハ8515は中央林間向きの先頭車で8615Fの10号車です。 昭和50年、8000系7-1次車として新製。 8500系の電動車は百の位が5と7がM1で、6と8のM2とユニットを組みます。 8000系からの伝統(?)で、M1はスイッチ一つで単独Mとして使える設計を採用しています。 将来の編成両数の増までの暫定使用という点では便利な設計ですが、 単独Mとして使用した場合は回生制動が早く切れる欠点がありました。
平成29年5月5日 高津